一強極まれば

言葉の意味さえ閣議決定する、人文科学を軽んじる政権、「天網恢恢疎にして漏らさず」を知らずか。

  • 「一強極まれば些事(匙)一杯その権力者を折る」 20180923記

「時極まれば而ち転ず」とか、最後の藁一本が駱駝(ラクダ)の背を折る(藁一本馬の背を折る)の格言を真似て作りました。

憲法改正で、新しい日本をつくると安倍さんはいうけれど、何がどう新しいだと?

「美しい日本」「積極的平和主義」「日本を取り戻す」「憲法を国民の手に取り戻す」「改憲で開く新しい日本」「アベノミクス」「完全にコントロールされている」「異次元の経済政策」「三本の矢」「世界一ビジネスし易い日本」「一億総活躍社会」「女性が輝く社会づくり」「働き方改革」「世界の真ん中で輝く日本」「新たな三本の矢」「おもてなし日本」 政権には専属のコピーライターが付いているのではないだろうか。

砂上楼閣はかくひっくり返るか。(既にひっくり返ったものもあるようだ)

「美しい日本」から(醜い日本)へ、 

「積極的平和主義」から(積極的軍事大国)へ

「日本を取り戻す」から(日本を売り渡す)へ、

「憲法を国民の手に取り戻す」から(憲法を国民の手から奪い取る)へ

「改憲で開く新しい日本」から(改憲でパンドラの箱を開けた日本)へ、 、

「アベノミクス」から(ヘボノミクス)へ、

「三本の矢」から(折れた矢)へ

「異次元の経済政策」から(野放図の経済政策)へ

「世界一商売し易い日本」から(世界一商売人が逃げてく日本)へ、

「新たな三本の矢」から(行方知れずの三本の矢)へ、

「一億総活躍社会」から(一億総お疲れ社会)へ、

「女性が輝く社会づくり」から(女性がプンプンする社会づくり)へ、 

「働き方改革」から(働かせ方改革)へ、 

「世界の真ん中で輝く日本」から(世界の真ん中で袋叩きに会う日本)へ、

「完全にコントロールされている」から(完全に翻弄されている)へ、

「おもてなしの日本」から(面目無しの日本)へ  と、総転進するか。

政策言語として、修飾語の多い言葉、魂胆があるような言葉、魂の入らない言葉、捻じ曲げた言葉、実行が伴はない言葉には、足が無くふらふらしているようだ。尤も、足が無いので今までの感じでは、まだ独り歩きはしていない様にみえる。(ただ強い風に押されて漂うことはあると思うし、独り歩きさせる手を打っているのだろうが。)

誰かが意図をもって抱きかかえて移動するしかない。それでもちょっと手を離すと足が無いのでひっくり返る。あんなに沢山のことがあると、人手不足もあり、一人で幾つも抱え、全部を安定して支えられない。幽霊ならば足が無くても浮いていられるのだが。

羅列した政策の言葉はある時期に来ると、オセロの駒がひっくり返る様に、パタンパタンと、意図しなかった他の色に見る見るひっくり返るだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です